昨年末フロリダ後久しぶりのブログを更新します。
今回の全国選抜ジュニアが開催されている会場は吉田記念テニス研修センターです。略称TTCです。公益財団法人になっている特殊なテニスクラブです。オーナーは吉田さん。お母様は沢松和子旧姓、かつてアン清村と組んだダブルスは日本人初ウインブルドン優勝です。
柏市郊外の閑静な住宅地に大きな木々に囲まれた素晴らしいテニスクラブです。
ローズガーデンがあり、芝生の広場があり、インドアが6面とアウトドアのハードコートが8面、合計14面。トレーニングジム、飲食スペースもあり。全てが揃ったテニスクラブです。
何が言いたいかと言うと。そういうテニスクラブが本当に少なくなって来たという事。これもビジネスなのでユーザーから不要なものだと言えば不要かもしれませんが、スポーツを通じて健康の喜びを感じて、多世代が交流できる空間、ファミリー3世代が集える場所ってテニスクラブ以外に無いような気がします。
テニスクラブで育った人たちにはこの重要さが伝わるかもしれませんが、テニスクラブを知らない人にはどう伝えて行けばよいかわかりません。
木々の手入れ、芝生の管理、花を植えたり、草を抜いたり、水や肥料をあげたりと誰かがその仕事をしているんですよね。ほったらかしでは豊かな環境はできません。
豊かな環境には手間暇と年月がかかるんです。木陰を作るには何年も何十年もかかるんです。そんな手間暇のかかった場所でテニスができる子供達や試合観戦ができるご父兄やコーチ達。
木陰が気持ちいいな。
バラがきれいだな。
風が気持ちいいな。
空がきれいだな。
テニスクラブの価値はここにあるんですよ。
ベンチに座っているだけで安らぎを感じる場所なんですよね。
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