中学校生活でのテニス

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中学校でテニス部が存在するところは日本でも数少ない。
香川県はそれでも多いほうだと思います。

なぜ中学校で硬式テニス部が普及しないのか?
理由は3つ考えられる。

① 中体連(日本中学校体育連盟)に硬式テニスが未だ加盟していない。2008年に日本テニス協会は硬式テニスを中体連に加盟することを決定し申請手続きを始めました。よって2012年に準加盟となり、2015年に正式加盟となります。と言うことは中学校として硬式テニス部が認めにくいのが当たり前。

② ソフトテニスとの関係が上げられます。今まで中体連に硬式テニス部が加盟しなかった理由はソフトテニス界との関係が大きいと思われます。簡単に言えば遠慮していたということです。
なぜならソフトテニス人口の約40%(記憶が怪しいです。)が中学生。中学生のソフトテニス人口が支えている市場があります。

③ 顧問となる先生の問題。硬式テニス経験者が教員になる数が少ない。やはりソフトテニス出身の方のほうが多いようです。

そんな中で屋島テニスクラブの近隣の中学校に硬式テニス部を立ち上げて欲しいと願っていますが未だ認められません。

香川県の小学生のテニス人口は凄く多い。なのに中学になると硬式テニスが無い。無いからテニスをやめてしまったり、違う部活をはじめたり、でもまた高校になると硬式を復活する子もいます。中学校での空白の3年間な訳です。
とても寂しい現状がここ数年つきまとっています。

これは屋島テニスクラブとしてでなく、いちテニス事業関係者として声を大にして言いたい。

それぞれ地域により生活環境が違う。テニススクールが近隣に多数ある場合、当然キッズテニスがあり、今では幼稚園、小学校でテニスが普及している時代。ソフトテニスを無くすのでなく子供たちに選択の余地があってもいいのではないかと思う。

特に香川県は民間テニススクールが盛んな県。地域によって盛んなスポーツや盛んではないスポーツがあるはず。
地域に根付いたスポーツ競技があるのに、なぜ認められないのか?

高校進学のための内申書に影響するなどの噂話に流されて、それほどやりたいわけでもないスポーツをして好奇心や向上心が生まれるとは思わない。私は2013年までに自分の一つの大きな山だと思い立ち向かう。

ちなみに、屋島テニスクラブの近隣の中学校
牟礼中学 テニス部なし
屋島中学 テニス部なし
庵治中学 テニス部なし
古高松中学 テニス部なし
高松北中学 テニス部あり・・・中高一貫教育
もう屋島テニスクラブは今年で35周年
何人の子供たちがテニスをやめてしまったのだろうか?

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