日本ロック界の大御所 忌野 清志郎が亡くなったというニュースを聞いた。
忌野 清志郎やRCサクセションを好んで頻繁に聞いていたわけではないが、忌野清志朗の歌や風貌、言動は好きだった。
1950年代生まれの日本のロックミュージシャンには何か共通するメッセージがあるかもしれない。
佐野元春、桑田佳祐、坂本龍一、忌野清志郎、甲斐 よしひろ、などなど、上げれば切がない。
1945年に終戦。それまでは歌にメッセージを込めるということが許されなかった。終戦後復興していく日本と同時にビートルズ、ボブデユラン、ローリングストーンズといった衝撃的な音楽が、凡人にはない彼らの鋭利な神経回路を刺激した結果、素晴らしいアーティストたちが生まれたのだと思う。
そして1950年代生まれのアーティストから影響を受ける今の日本の音楽関係者も少なくないと思う。
しかし、カラオケという特殊な文化が根付き、今ではカラオケや着うたが音楽の中心となってしまった。
カラオケで歌いやすい歌もあってもいいと思う。
着うたでコミュニケーションが取れてもいいと思う。
若者とのコミュニケーションが取れなくなった社会がある今、音楽はとてもいいツールだと思う。
忌野清志郎にはあの風貌や言動がパワーの源だった。
誰も忌野清志郎が普通のミュージシャンだとは思わない。
一般的に歌をセールだけの計りにかけた音楽ではないため、大ヒットした歌も多くは無いし誰もが知っている歌も少ない。
��Vやラジオでは問題がありすぎて放送できなかったり販売を中止したアルバムもある。
ロックって反社会性があっていい。
若者はその反社会性をメッセージとした歌に憧れるんじゃないかと。
もしかすると本当に社会に影響を与えたミュージシャンは亡くならないと認められないかもしれない。それもちょっと寂しい話だなと思いました。
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