Globalism

世界規模を一つとして考えること。
テニスというスポーツがプロ競技としての土俵は世界基準でしかない。
日本ランキングが存在するが世界ツアーの得点が加算されると、いくら日本国内で勝っていても上位には上がれない。
よって自動的に世界ツアーに挑戦せざるを得ない状況である。

ということはテニスは世界基準で考えなければならない。
ラケットやシューズ、ウエアの市場も同じで世界ランキングのトップ選手が使用しているラケットやシューズは良く売れる。

商品開発にしても選手が使用していることが信用につながりブランディングが成り立つのである。
日本人選手が世界の土俵で活躍してくれれば、たぶん日本のテニス界も盛り上がるのではないかと思う。

今ジュニアテニス界の動きも世界基準になろうとしている。
プロと同じようにジュニアランキングが作られるかもしれない。
世界ツアーのポイントが大きく加算されたら日本の試合の位置づけはどうなるのか？
しかし、これが世界基準。
現在、日本には全日本ジュニア選手権という国内最高峰の大会はあるが、これが世界ランキングに反映されることはない。
しかし、日本人なら日本のタイトルは欲しいのが当然。
目標を掲げるには「日本一」。

極東の日本は世界ツアーに出るには難しい問題が山積している。
学校の問題、コーチの問題、経済的な問題、本人の意思の問題など
スタートを切る前段階でつまずくことが多い。

世界ツアーに出なければ行けない訳ではない。
私も数年前に二人の選手と共に２年間ツアーを経験しましたが、行く度にくじける感じがしました。

前回も書きましたが、杉山選手はジュニアランキング世界Ｎｏ１
ジュニアといえども世界の頂点に立つことは至難の業。伊達公子、杉山愛に続くスター選手が日本から誕生して欲しい。