愛弟子の結婚式

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11年間一緒に選手生活を歩んできた、和泉有香がめでたく結婚しました。和泉有香さんは、高校卒業後に大学進学をせずに選手活動という道を選び、選手をしながら屋島テニスクラブでコーチをしました。
コーチ業はやはり両立が難しく数ヶ月でしたが、今でもクラスを担当していた時の生徒さんとは交流があるようです。
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ウェディングケーキを良く見ると、YTCマークがありました。
ちょっとびっくりしてシャッターを押してしまいました。
お二人は屋島テニスクラブで知り合ったからでしょうか、ケーキもラケットの形。
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この二人でケーキを食べあう感じを見ていると、幸せそうだなと。
有香らしい場面も。新郎が大きめにとったケーキを何も気にせずパクリ。ドレスにこぼれてつきそうなくらいの感じでした。
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いつも選手時代はそばにいたお母さん。
練習を見に来るわけではありませんでしたが、ジュニア時代の試合にいくと有香の身の回りのお世話をしていました。
お母さんの支えあって有香の戦績があると思います。

15歳の時には、シングルス全国ベスト4・ダブルス優勝。
高校の時は静岡国体6位入賞と輝かしい成績。
成績だけ見ると素晴らしいですが、けして恵まれているとは言えない体格差。ケガとの戦い。特に左手首のケガの時には引退を決意したくらい。しかし、両手打ちを片手打ちに変えてまで選手活動を続けた。

結果が必要ではなく、自分が選手の時の何にチャレンジしどうなったのか?それがランキングが上位だから素晴らしいのか?上位じゃなくても悔いが無いから素晴らしいのか?
今は結論は出ていない。しかし、有香がお母さんになって、自分の子供に誇れる何かが残っていればそれは成功者であると思う。

それがスポーツ選手の生き様だと思います。
けして、彼女が日本で注目を浴びるような能力があった訳ではありません。何に優れていたか。
テニスが大好きだった。休日はテニスコートから出てこなかった。
遊びっぽいような練習っぽいような。でもコートから出てきませんでした。遊びっぽい練習の中でテニスの楽しさを見つけていたのかもしれません。

それだけでは勝てないことも知っていました。
家ではクラブでする以上のトレーニングも欠かさずこなしていました。時には疲れてバーベルを握り締めたまま眠ってしまうくらい。
やらないと勝てないことが理解していたからできる努力だと思います。

人が成長する過程で最も必要なこと。
何をやらなければならないか?ということを「理解」すること。
この「理解」が難しい。
やらなければならないことができないのは、「理解」できていないから。
知っているのと理解とは違う。

そんな話を祝辞でお話しました。熱くなりついついしゃべりすぎてしまいました。・・・・・

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