選択の時代

何度かブログの中でも書いてきたことがあります。
それは、私たちの世代40代~50代に与えられた課題があると。
高度経済成長期により良い生活を求めて働き、豊かな生活を得た。
豊かな生活との代償に無くなってしまったものがある。
でもその時は気づかずに過ぎ去った。

しかし、あまりにも多くのものを失いみんなが気づき始めた。
それは「日本らしさ」
築き上げたものから、何を残し何を捨てるのか?を選択しなければならないと思っている。

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今回も鞆の浦漁港でも選択が迫られた。
この日本らしい漁港を埋め立て、便利な架橋計画が進められるはずであったが、広島地裁は景観保全を理由工事差し止めを命じた。今後に行政与える影響は大きい。
次の世代に残すべきは「便利な道や橋」なのか?それとも「歴史的文化的な景観」なのか?の選択。

歴史的文化的な景観を残した広島県が羨ましく思った。
しかし、この判決で死活問題になる人たちもいることも間違いない。
この鞆の浦ように日本中で選択が迫られている問題に大きな影響を与えるに違いない。

屋島テニスクラブも35周年を前に今現在のこともとても重要であるが、今テニスコートで走りまわっている子供たちが大人になった時に何が重要であるかを求めなければならない。
この緑豊かな環境とコミュニティは次の世代のために受け継ぐべきものであると感じている。
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20年以上前の1番コートの写真。
元はハードコート。

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変わらない為に変化し続ける。


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