テニス界に黒船は来るのか

今年一年のミーティングも終わり、来年に向けて更なる前進のために”スローガン”を打ち出している。
なにかグッとくるような”スローガン”が欲しいと思い。今回はスタッフに投げかけてみた。
今はまだ決定には至っていない。

いつも見ているわけではないが、ある方のサイトのコラムに「今まで大丈夫だろうと信頼していたものが次々に打ち崩されている。」と書いていた。
まさにその通りなのですが、よくよく考えてみると歴史は繰り返しますから、戦国時代にせよ、明治維新にせよ、信頼していたものが崩れただけ。

確かに刀を持った力強いお侍さんに任せていたものが大きな黒船を目の前にすると、これから必要なものは「刀」ではなかったと気付くように、戦後に大企業、組織、団体・・・など、いい大学を出て大きな会社に勤めていれば大丈夫と思っていたものも、今となっては信頼していいのか悪いのか、良くわからない。

テニス業界でも同じ現象が次々と起こってきていると思う。
上場企業が親会社のテニススクールでもスクール生が激減し運営が厳しい状況になっていたり、元プロという肩書きだけでは集客できない。
今までテニス業界が強みにしていたもの「テニスの上手なコーチ」「○○半額入会キャンペーン!!」「インドアコート完備」だけではないが、今となっては”古臭い客寄せキャッチ”にしか聞こえない。

いわゆるこのキャッチが「刀」みたいなもので、大きな黒船がやってきたかどうかはわかりませんが、通用しないんでしょうね。
女性に関して言えば、「ネイルサロン」「リラクゼーションスパ」「エステサロン」との対比ですから、このテニス界の「刀」が通用するかどうかは一目瞭然でしょう。

じゃ何を打ち出すのか。・・・それが問題でテニス界は止まっているのでしょうか。
その答えは現在メインストリームとして存在しているものに対して、「ちょっと違うんじゃないか?」という疑問から、革新的な発想をもって取り組む若い世代がどこからか必ずやってくる。

そんな発想を大人たちは「そんなの無理だよ。」とか「ダメダメ。」と切り捨てるでしょうね。
それでも信念ををもって取り組む人がやがてメインストリームとなる。
そしてまた何年か後に同じことを繰り返す。


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