マスキングテープで飾り付け

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12月・師走ということもあり、色んなことを準備したり考えたり。ちょっと忙しい。

最近マスキングテープが雑貨屋さんなどでよく見かけるようになってきました。
今までマスキングテープが必要な場面と言えば、何か工作や作業するときの必需品。

従来のマスキングテープが「mt」という商品となりデザインや色など多種に生まれ変わった。
そうするとラッピングに使われたりセロテープの変わりに使われたりしています。
カフェDUCEではマスキングテープを使って壁面にクリスマスのデコレーションをしました。
屋島テニスクラブでも「脱押しピン」「脱セロテープ」でマスキングテープへの変更を進めています。
何かを貼ったり、留めたりする時に当たり前のように使われてきたものが、マスキングテープに一瞬にして奪われてしまいます。

押しピンでもセロテープでも用は足りるんですが、押しピンが外れて転がっていたりすると危ないし、セロテープの質感や剥がしあとが、今の時代や他のものとのバランスが取れなくなってきているんでしょうね。

こうして使うんだという発想がユーザーの心に届いた結果かな。
必要だから買うとか、値段とかではなく今の自分の生活や感覚(趣味)の中に置き換えられて購買につながるんでしょうね。
「mt」という商品は数年前から知っていたし、「いい色だな」とか「かわいいな」とか思うだけで止まっていたものが、「じゃこれをこうして使う」という風に感じてしまえば面白い。

これがカッコつけて言うと”コンシューマーインサイト”なのだろうな。
なにか心に響くものが必要な時代なんでしょうね。私の友人は30年くらい前の古いポルシェ930ターボに乗ってます。
この車は移動手段だけで考えれば燃費も悪いし乗り心地も悪いし、装備も良くないし、うるさい。
市場ではあり得ない車でしょうね。
でも、エンジンをかければ、この独特なエンジン音や地を這うような感覚が胸躍らされるんでしょうね。
その人の心に届く車だと言うことでしょ。

かなり生い立ちが影響しているとは思いますけど。・・・・・
サーキットの狼が彼の心に火を付けたのでしょう。

テニスもそれでいいんだと思います。生産消費される「モノ」から感動や共感が得られる「コト」にもっと重点を置き、「ココロ」に届く何かがあればテニスの普及も発展も自動的に進む仕組みができるかな。


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