不可能を可能に変えた時

こんなのあり得ない。と思うことの重要性を伝えたい。
昨日のブログでのエルビスプレスリーが「キングオブロックンロール」と言われた瞬間。1950年代黒人は黒人の曲、白人は白人の曲と区別されていた時代で白人がロックをいかがわしい恰好で歌うと言う「反社会性」の象徴とされた。ようするに「こんな音楽、白人の音楽じゃねぇ!」と批判されたわけです。
しかし、その反社会性は若者たちの施錠された欲求のカギとなり解放した。
だから、スーパースターとなった。



ビートルズも世界中を熱狂的にしたのはコード進行の話だけではなく、グループの風貌や発言や歌詞なども含め今ままでの商業的な音楽を全てひっくり返すような衝撃なのかなと思います。

ユニクロにしても10数年前にフリースが1900円とかスエットパンツが900円とか、安かろう悪かろうという商品と、ものは良いけど高いという時代に1900円のフリースなんてモノが悪くて着れないよ。と思っていたのにいつの間にか週末になるとユニクロの前には開店を待つ長蛇の列。
ついに、パリにも進出しフランス人がユニクロの服を日本式のサービスで売っている。

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テニスラケットだって、30年くらい前にプリンスから「デカラケ」と呼ばれる110インチのラケットが発売された。まだウッド(木製)の80インチくらいが主流だったころですから、その巨大さにはびっくりしたし、こんなラケット使えるのか?とも思った。
パムシュライバー、ジーンメイヤーといった世界のトッププロも使用するようになり、あっという間にデカラケブームとなり木製のラケットは消えて行った。

時代のうつりかわりには必ず「こんなのあり得ない」と思うことが必ずあると思う。
都心のインドアコートだって、ボーリング場跡地にできたとき「そんな天井の低いところでテニスなんてできるかよ。」と言った人も多かったと思う。
少々屋根が低くてもそれを補えるだけの「好立地」「よいサービス」があれば、ここでテニスしたい。と思うことだってできるんだということを証明しているし、インドアテニススクールの本格的なスタートだったと思う。

InnovationとImpossibleは表裏。
不可能を可能に変えた時に時代は変わり消えるものもある。

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