旧クラブハウスの再生

1992年にクラブハウスが移転となり、現在のクラブハウスとなっている。
旧クラブハウスと言われながら、倉庫やジュニアのトレーニング室などに活用されてきた。
ただ、”活用”されていたというよりは、とりあえず使っていた。のほうが伝わるかもしれない。

私は今のクラブハウスよりも旧クラブハウスの方が好きです。
��年前にカフェＤＵＣＥをオープンする際も、この旧クラブハウスを再利用するかどうかで悩んだ。
結局、車の通り道やテニスからの利用者などを考えると不便があったので、現在のＤＵＣＥとなっている。



そんなことはすっかり忘れていて倉庫となっていた旧クラブを好きな方がいた。
「このまま使いたいんです。」「貸して下さい。」って。
屋島テニスクラブには旧クラブハウスを知っている人と知らない人がいる。
知っている人はなつかしく思うかもしれないし、旧クラブハウスで過ごした時間を思い出すかもしれない。
知らなかった人にも旧クラブハウスというものがあったんだと知ってくれたら嬉しい。



存在が薄れていて、価値が見出せなかった場所に新しい風が吹き込んできた。
このまま朽ちて解体されてもおかしくない現況から、人々に親しまれる場所に変化する。
この旧クラブハウスも喜んでいると思います。



壁にはジュニアたちの身長が刻まれている。私と同じ年の女の子「くみ」他にも「ひろみ」「れいこ」・・・
なつかしい名前もあるし、ジュニアがトレーニングの間に書いた新しい線もある。
古いもの、新しいもの両者があって楽しくバランスがとれている。
古い旧クラブハウスに新しいビジネスが混在し成り立つ。

この線は消えるかもしれませんが、ここを久しぶりに覗きに来ることができるかもしれませんね。