優しさを失くしたテニス

昨日、ブログで「ファンサービス」について書き、”テニスが強い=偉い”いう表現に色んなコメントやメッセージを頂き、読んだ方々の反応に少しびっくりした。
なんとなく根拠もなく感じていることが、今のテニス界というかテニスファンの中(テニス界という表現は嫌い)で同じような気持ちの人が多いのだろうなと思った。

私の感じていること
①テニスクラブ・テニススクールはテニスができる人へ優遇しすぎた。
②多くの施設は初めてテニスクラブ・スクールに訪れる人にとって不親切なことが多い。
③劣等感を感じることが多いスポーツになった。
④テニスイベントはテニスができる人のもの。

①について良くある事例を出すと、テニス技量が高い人やテニス歴の長い人がテニスコートを占領しやすい。「誰々さんが来るとこのコートはあけなければならない。」とか、上手な人はコーチとも良く話すしコミュニケーションがとりやすい。いわゆる”わがまま”を聞いてくれる場合が多いようです。
場所と時間の占領。

②は、テニスクラブ、スクールって案内板が無い。コートや更衣室、フロント、など常連向けの施設の作りになっている。初めて訪れる場合に右も左もわからない人にはハードルの高い施設です。
初めてゴルフクラブに行った時、どうすれば良いのか?不安に感じたことがあると思います。
初めて海外旅行に行った時、国際線のチェックインや税関で不安に思ったことありますよね。

③少し技量が劣る人はレッスンの中でも「他人に迷惑をかけているんじゃないか?」といつも不安に思っている。ラリーがいつも自分で途切れたり、試合でミスをしたり、グループレッスンだと「そんなこともできないの?知らないの?」という態度をしたりする人もいるかもしれない。いないかもしれない。
いつも不安に思っている人の方が”普通”です。
��0年前はみんなが初心者だったんです。20年・30年もテニスを続けてたら誰でも上手になりますよね。

④テニスイベントはテニスができない人は劣等感を感じ、二度と参加したくない!と思う人が多い。
でも圧倒的にテニスをできる人に向けての告知量が多いので、いつまでたっても進歩しないイベントが多い。
マラソン、ウォーキングイベントのように誰でも気軽に初めてでも参加しやすい環境がテニスにはない。
テニスの普及と発展の為に試合やイベントはあるはずですが、ある一部の人しか楽しめないイベントになっているイベントや大会が多いかもしれない。

根拠もなく、勝手気ままな意見ですが、日本国内のテニスは成熟しているんですね。言いかえれば大人になったんです。ここでもう一度「普及と発展」ということを再認識するべきでしょうね。
額縁の中の言葉から脱出できるはずです。

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