ビートニクス

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3月13日に佐野元春新作アルバムの「ZOOEY」(ゾーイー)が発売されます。
トヨタマークXのCMソングになっている「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」という曲もあれば、「世界は慈悲を待っている」という意味深い感じの曲。そしてストレートパンチの「ビートニクス」とうタイトルなど、佐野元春ファンにとっては「これは楽しみ!」というタイトルが並ぶ。13日が楽しみです。
すでに予約しました。

この「ビートニクス」という言葉が聴き慣れない方も多いと思います。
私も偉そうに書くほど詳しいわけではありませんが、「ビートニクス」とは、1960年代のカウンターカルチャー(対抗文化:既存の体制や主流と言われているものへの対抗)
つまらない一言でくくられると”ヒッピー”ですね。

1950年代の光り輝くアメリカという豊かな国。その豊かなアメリカに”違和感””不満””幻滅””失望”を感じ、詩人のアレンギンズバーグが発表した詩集「吠える」、小説家のジャックケルアックの「路上」、ウィリアムバロウズ、らが、今までとは違う主流に対しての対抗”思想”や”文化”を広めていった。
要するに”脱既存米国”ですかね。
そのパワーが”Rock & Roll"へとつながって行く。

このアレンギンズバーグの詩集も読んでみようとトライしましたが無理でした。
和訳ですが、言葉が汚く、えげつない・・・・当時の感覚で読めば繊細で斬新なのかもしれませんが、現代では苦しい感じだけが残ります。

この「ビートニクス」”BEAT”がボブデュランをはじめ多くのミュージシャンに与えた影響は大きく、時代が変わっても、その思想は形を変えて引き継がれていっていると思います。当然、佐野元春さんも、ボブデュランの影響が大きいわけですから、”BEAT"という思想はあるでしょう。

私も、自分の元々の性格や気質で「既成概念」や「慣習化」が嫌いなのか、それとも佐野さんを通じて知らず知らずのうちに、BEATという影響を受けたのか?
それはわかりませんが、単純に言うと「反主流」というものが好きです。
今でも、そういう生き方をしている人にはリスペクトしてしまいます。

受継がれていくのでしょうか。・・・・
このサングラスも欲しいです。どこのだろうか・・・

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