道徳と経営

先週、今週の木曜日に2週連続で盛和塾香川の勉強会がありました。
「稲盛塾長DVDを見る木曜会」で、稲盛和夫氏の講話DVDを見たあとに感想や質問形式で勉強会が開催されます。先週ある経営者の方から「これは道徳の勉強会ではなく経営の勉強会なんです。」という一言。

この一言がとても印象的で「確かに。・・・」道徳心を説いているように感じている間は、ただ、いい話を聞いているだけで映画やドラマの視聴者感覚に過ぎないなと。・・・反省した。
道徳とは、何が善で何が悪か、ルールや法律とは違い自分自身で判断する基準のこと。
この道徳心はあって当然なのですが、経営者がこの道徳を間違うと大変なことになるわけですね。

ビジネスに成功し金と権力におぼれて悪の道に行って捕まった人も多いですよね。
自分が歩んでいる道が、人間の道理として間違っているかどうかの判断がつかなくなるのが”成功”なんでしょうね。

成功した時は”警戒”が必要です。とジェームスアレンは説いています。
”謙虚”という言葉は良く聞きますが、”警戒”という言葉の方が、ガツン!と感じますね。

道徳がなければ経営は成功を続けることはできません。
経営は一人で成功することはできません。どんな小さな会社でも従業員の力、取引先の力、お客様の力、色々な方々の力が必要、「こいつは悪だ。」と思う人に協力したくないですよね。
「こいつは悪だ。」と思っていても協力したり、共に成功しようと考えている人も”悪”なのかもしれません。

すごく自分が単純なのかもしれませんが、「道徳と経営」のバランスというか共生というか、道徳心が経営力に交わった時に”パワー”が大きくなるんだと感じました。
私は偉そうに言えるほどの道徳心を持っているとは思っていませんが、「持っていません。」では済みません。43歳にして”道徳”について考えてみました。


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