美味しい豆腐の味

先週、PPK(医食同源男の料理)で豆腐を作りました。
作ったというか、作っているのを見たというほうが正しいですね。
時間の問題で、作るのは次回です。

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豆腐があるのですから、おからもあります。
私の担当は”卯の花”。鶏肉、野菜とおからを混ぜて作りました。

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”美味しい豆腐”というものをいくつか食べたことはありますが、目の前で、できたての豆腐を食べたのは初めて。今まで食べてきた豆腐とはまったくの別物でした。
ネギや鰹節をふりかけて醤油で食べる必要なし。そのまま、何も付けないで食べても美味しい。
これが”豆腐”だ!と思いました。

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大豆の風味と”にがり”の苦みが最高に美味しかった。
おからも、よくスーパーなどで市販されている”おから”とはまったく違い、パサつき感もなく最高のおかずでした。

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結局は、素朴な味に魅力を感じてしまうんでしょうね。
色んな調味料が混ざった複雑な味よりも、「これは大豆の味」とか「これはゴマの味」みたいにはっきりとわかりやすいこと。

今の社会にも言えることだと思いました。

多様化した市場に合わせ過ぎて複雑化しています。あれも、これもと機能ばかりに集中して”難しさ”だけが残った。実はそんなに付加価値なんて必要なかった。ってことですよね。

ユニクロやiphoneが証明してくれましたからね。
単純さとは違います。新しいモノは誰でも欲しくなるんですよね、今も昔も。
進歩発展してわかりやすくしたモノが欲しいんだと思います。進歩発展して難しくなったものはいらないですよね。

食べ物も同じだと思います。昔は豆腐を作るのに大豆を砕いて、煮て、にがりを混ぜて・・・・
という作業を誰かがやっていて、美味しい豆腐が近所の豆腐屋さんで買えたんですよね。
でも大型スーパーができて、安くてパッケージ化された豆腐がレジ袋にいれて持ち帰ることができるようになった。・・・進歩発展ですね。

でも、大量生産して利益を上げる為には豆腐屋さんと同じ製法、同じ材料ではできない。
だから、本当の豆腐の味とは違うわけです。
PPKでもある方は「似て非なるもの」と言っていました。

要するに、量産して利益を上げる為に複雑な製法や複雑な味に変わってしまったんでしょうね。
この美味しい豆腐が家庭で食べられるようになったら、健康的な食事。進歩発展ですよ。
日本の伝統的な食べ物”豆腐””おから”今の子どもたちに食べさせてあげたいですね。
この豆腐の味を。


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