潜在意識

木曜日に盛和塾香川(稲盛和夫氏の経営勉強会)の”稲盛和夫氏のDVDを見る会:木曜会”がありました。
私が入塾して、もうすぐ1年。木曜日は休みの為比較的出席しやすい。
この1年で何回開催されたかは数えていませんが2回くらいお休みしました。

この木曜会は約80分くらいのDVDを見て、そのあとに感想や質問形式で意見が交わされます。
”人から学ぶ”の通り、DVDの稲盛氏から、木曜会に出席されている方々から学ばせて頂いています。

今回のDVDは徳島県で行われた講話でした。
冒頭に、「せっかく盛和塾に入塾されたのですから会社の業績が上がらないと意味が無い。」とスタートしました。今回の結論でした。
自分が会社のオーナー、社長であり、その会社の業績を上げるために経営の勉強をしているわけで、業績を上げるために勉強しているからには、その結果が現実的に見えてこないと、経営の勉強をしているのではなく”しているつもり”でしょ。と言われているように感じた。

人はみな、”こうしたい!” ”あんな風にしたい!”と思い、周りの人たちに伝えたり説得したりしようとした時は、自分の都合の良い情報ばかりを集めて説得しようとしますよね。
データーや事例も自分の都合に合わせたものばかりをチョイスすると思います。

盛和塾に入り、稲盛氏からの講話や経営哲学を学んでいますが、自己都合の良い所だけを取り入れて困難なこと、損得を勘定するようなことは避けていたり、後回しにしている可能性がありますね。
稲盛氏はDVDの中で「社長の心にしみ込んでいないからだ。」とか「同じ学習をしても、人それぞれで個性や人格がある。知識だけでは言っていることと、やっていることが違う。だから実行できない。」とおっしゃっています。
これが顕在意識と潜在意識の違いだと思います。

スポーツの世界でわかりやすく言うと。
試合は極度の緊張感やプレッシャーがあり、練習でやって来たこと。やらなければならないこと。を試合中に頭で考えながらはできない。
何回も何回も反復練習をして、身体でおぼえたものだけが試合で発揮される。
これが”無意識”=”無我の境地”
じゃ試合中は何に集中し意識があるのか?これは“無”です。

「ぜったい勝つんだ。」「このポイントはぜったい取る」とかは思いますが、これはイマジネーションなので意識とは違います。”積極的想像”です。

これを経営の中で例えるとどうなるか?ってことですよね。
担当コーチ(稲盛氏)からの教えがあり、それを何度も、何度も繰り返し反復練習することにより身体にしみ込む。その身体にしみ込んだものは、日々の経営の中に活かされる。そして困難な局面(重要なポイント)になった時、”積極的想像”があれば、打ち勝つことができる。

そしてその勝利に驕ることなく次への挑戦をする。と感じました。
私は経営の初心者なので、何か他のものへ例えないと理解できない。スポーツに例えても同じだなと思うことは多々あります。その点はスポーツをやってて良かったと思います。

私は二度ほど高校の時のテニスの試合で”無意識”な状態で試合をしたことがあります。
団体戦で私に勝敗のポイントがかかり、「この試合に勝てば全国総体。ぜったい勝ちたい!」と思いました。1学年先輩がベンチコーチに入りチェンジコート中にアドバイスか励ましの言葉かおぼえていませんが話しかけるので「集中できない。うるさい。」と言ってしまいました。

運もあり、結果は勝ちました。でも試合の内容はあまりおぼえていません。
勝利の瞬間しか記憶にはありません。
そういうものが”無意識””潜在意識”なのでしょうね。


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