普遍的な正道と本当の自分

盛和塾での稲盛和夫氏の心の多重構造について、昨日ブログを書きました。
数年前にジェームスアレンの「原因と結果」という本を読みました。
稲盛氏もこのジェームスアレンの原因と結果の内容からよく引用しています。

普遍的な正道とは何か?
本当の自分とは何か?
という、心のあり方についてよく引用します。

これが経営に何の役にたつのか?
事業に大成功した人はたくさんいますが、成功し続ける人は少ないですよね。

私はなぜか「成功」という言葉に違和感を感じてあまり好きではないのですが、成功をし経済面でも豊かになると人はみな謙虚さを失いがちです。

もし、人間的にも素晴らしい人であれば成功しても謙虚さを失わずに前進していけそうだし、周りからも尊敬され、協力体制も強化されそうですよね。

経営において会社が利益を得るのは当然と事で、事業の目的ではない。目的は理念でありみんなが幸せになるような事でなければならないですよね。
自分だけの事では、目的にはなりません。

だから、普遍的な正道と自分が何者なのか?
に行き着くのでしょう。
でも、これは経営者だけではなくすべての人に当てはまること。

普遍的な正道や本当の自分を求めるのは、簡単そうですごく難しいことです。
論語でも
「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」
という教えがあります。

自分の道とは正道、生きる目的がわかれば、夕方に死んでもいいくらいですよ。という意味です。

それだけ人間って目的なく生きているのですかね。


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