歩く

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年末に歩いて出勤することがありました。
前日に車を会社に置いて帰り、いつもなら会社まで送ってもらうのですが、天気も良かったので歩いてみた。
時間にすると35分くらいですね。寒かったので少し早歩きな感じ。
せっかくなので、車で通らない道で歩いてみると目に入る風景が全然違う。

車だと前しか向いていないのと、一瞬で通り過ぎてしまうので風景も記憶にのこらない。
こうして写真に納めることも不可能ですよね。

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屋島の近くの相引川という川なのですが、私が子供のころはハゼやカニがたくさんいました。
こうして干潮時でも生き物がたくさんいたのに、のぞき込んで見ると何もいない寂しい泥でした。
いつ頃からいなくなったんだろう・・・・
ハゼを捕食する生き物が増えたわけでもないし、極端に水が汚くなったとも思えない。
海砂利の採取が原因かもしれませんね。専門家ではないので詳しくはわかりません。

海砂利は塩分量も少なく、コンクリート用に使用されます。
バブル以降ビルや橋や道路などに多く使用されて、海岸際に生息する生き物に大きな影響を与えてのかもしれませんね。
護岸工事や公園整備などで歩く為の道はきれいになり、一見豊かそうに見えますが、こんな田舎町の川でさえ昔から居るはずの生き物が消えて行くのは豊さではない気がしました。

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ヒラメやタイやメバルをよく放流するニュースを見ますが、ヒラメやタイやメバルはハゼやイワシ、エビなどの小さな生き物を捕食するので、ヒラメやタイも放流されても困ると思いますね。
ヒラメやタイは成長すると高級魚ですが、ハゼやイワシは成長しても所詮はヒラメやタイを追い抜くことは無いです。”ビジネス”にはつながらないですね。

魚屋さんで値段見る機会がある方は知っているとは思いますが、天然鯛の値段は下がっています。
スズキも同じ。獲れる量が増えたのでしょうね。
私は釣りをするので、大きな魚が増えて釣を楽しめるのは大歓迎ですが、小さな魚が減るのは残念です。
こうして、歩いて見るということは色んなことを考えるきっかけにもなりますね。
また季節が変わるころにあるいてみます。


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