歴史的な勝利

週末に行われた「デビスカップ」。
このデビスカップで日本はカナダに勝利しベスト8に進出しました。

さて、デビスカップってテニス業界関係者にとっては、知らない人はいない言葉ですが、テニスが身近ではない方やレッスン生、ジュニアたちにとっては、デビスカップってなんですか?
と言われても仕方がないと思います。

理由は一つ
昔からテレビ放映がなかったからです。
テニスブームの時は、マッケンローやボルグ、レンドルを見ていたので、日本人が世界で活躍するテレビなんてなかった。
だから、日本チームの国別対抗戦のテレビ放映とか、他国の対抗戦を見てもあまり面白くなかったのでしょうね。

一般的にウィンブルドンやフレンチオープンなどは知っていても、テニス国別対抗戦のデビスカップは知らない方は多い。
なのでテレビニュースで取り上げられないのは当然です。

サッカーでいうと、ワールドカップ、野球だとWBC、ということになるのでしょうか?
ちょっと違うかも知れませんね。
ゴルフも国別対抗戦はありますが、知らない方も多かもしれませんし、マスターズや全米、全英の方がニュース性が高いですね。

ちょっとビックリしたのは、観客数です。
数年前は観客数は本当に少なかったし、結果すらニュースにならなかった。
今回の有明コロシアムの観客数の多さに驚きました。

数年前のブログにも書いたことがありますが、デビスカップの結果はスポーツ欄の隅っこに文字だけの記事でした。
テニスにはナショナリズムが薄い…無い。
テニスで日本チームを応援することがよくわからない。知らない。

それは錦織や伊達公子の応援から日本チームの応援に変わると、そこには知らない人が出てくる。知らない人の応援って難しい。…
当然ですが、例えば日本テニスチームの監督なんかも知らないと思います。
サッカーの岡田監督、ザッケローニ監督、野球の星野監督はみんな知ってるし、岡田ジャパン、星野ジャパンと呼ばれています。

これはチームスポーツと個人スポーツの違いでしょうか。
錦織圭選手の活躍の効果が大きいのは事実ですし、日本テニス界にも大きな影響を与えています。あとは頻繁にテレビ放映されて、テニスをしたい、始めたい。と思う子供たちが増えることも同時進行でやるべきでしょうね。

長年1980年代からの偶然の産物であるテニスブームにあぐらをかいていたので、テニス界には不安がたくさんあります。
チャンスを逃さないで欲しいものです。


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