2016年は勘と徹底と信念

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
いつもながら、かなりの高速で過ぎ去った感じがする2015年でした。
昨年6月に40周年記念式典として元全日本チャンピオンを14名とその家族をお迎えし、2日間の楽しいテニスイベントを行いました。
10周年から5年ごとに、記念式典を開催しこのプロを交えた記念式典が私たちが日ごろ思う、感謝の気持ちや今後の方向性の確認、社会環境の変化による危機感などを多角度から再確認できるいい機会であると実感じています。

高度経済成長期から発展した「テニスクラブ」というビジネスモデルはすでに新規参入もなく、日本国内では衰退減少するビジネスモデルとなっています。
現在ではテニスは大半がインドア化となり2面・3面というコンパクト設計で清潔で快適なテニス空間の”場”がインドアテニススクールとしてテニス界のお手本となっています。

テニスをする人が減ってしまったわけではなく、テニスの楽しみ方は大きく変化したのは間違いないですね。
私もこの選択には迷いがありました。
私が判断したことは、「テニスクラブ」というビジネスモデルは存在しましたが、本当にサービス業としてテニスクラブを追求したテニスクラブはそんなに無かったのでないかと思っています。
テニスライフを日本型のスポーツ文化として進化発展させる必要があり、追求をする前から判断する必要もないな。というのが判断です。「The Tennis Club」の追求ですね。
テニスらしいテニスクラブを創りなおす。これが正しいか間違っているかなんて、誰もわかりません。
勘ですね。

日本国内にいくつテニスクラブがあるのかわかりませんが、「儲からないしやめたいな」とか「無駄が多いな」「維持費が・・・」「修繕費が・・・」という悩みの尽きないオーナーが9割以上だろうなと思います。
40年、50年前にはテニスクラブオープン!というと、華やかさがあったものが、創るから維持するに変化したら面白くないのは当然です。

勘だけのことで言うと「テニスクラブで過ごす時間」を実感した人にとってテニスだけの時間ではなかったのではないかな。それが何かは人それぞれ。家族の想い出、生きがい、仲間との集い・・・。
今すでにテニスクラブでテニスライフを楽しんでいる人にとっては、変化することは望まれないこともあるかもしれませんが、新しくはじめる人たちの期待価値への取組み無くして新しいテニスクラブを創ることはできないと思います。

その期待価値がこれからのテニスクラブの「探し物」」であって、この期待価値を見つける活動が大切な一年になる気がしています。これも勘です・・・
勘をたどり徹底的に信念を貫けばいずれ成就するかもしれません・・・

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