スポーツはスタジアム放映権ビジネス




新年あけましておめでとうございます。
2021年がスタートし、果たして本当に東京オリンピックは開催できるのだろうかと、私が心配しても仕方がないのですが、無観客試合だとしても開催してもらえたらなと思います。

オリンピックが無観客かも?と言うことで、今のプロスポーツ業界について、ちょっと書いてみようかと思います。

プロスポーツ業界は今は「スタジアム放映権ビジネス」だと思います。
駅チカにスタジアムを建てて、放映権でビジネスが成り立っているんだと思います。
スタジアムだと、スポーツを選ばないわけです。
例えばテニスの有明コロシアムでは、テニス、音楽ライブ、プロレスなどで活用されてます。

放映権料もサッカーのJリーグはDAZNと12年契約で2240億円!!
ちなみに東京オリンピックでは、米国NBCは1200億、日本は110億くらいだったかな…。不確かです。

サッカーのようにシーズンではないですから、高額ですよね。
欧州の放映権もあるので、スポーツ業界の放映権ビジネスは破格です。

要するに放映する価値があるわけですよね。
その中でもテニスの価値は高いんです。
なぜテニスを放映する価値が高いかというと、
まず試合時間が長い。
北米と欧州、豪、日本という先進国、英語が通じる国々にファンが多い。
あとはシードが強く番狂わせが少ない。
この3つが揃ってるとスポンサーがつきやすいですよね。
テレビに長く先進国に流れて、英語が通じて、トップの人気選手が勝ち進む確率が高いんですから。

なのでテニスと同じく、世界3大スポーツと言われるテニス、ゴルフ、サッカーをIOCは競技入れたいでしょうね。スポンサーの為にも。
でも、テニス、ゴルフ、サッカー、のプロ選手はオリンピック以外にもメジャータイトルの大会があるので、トップ選手がでない場合がありますよね。選手のコンディションづくり、金銭的問題など難しい問題もあるので解決は時間がかかると思います。

要するに、オリンピックの目的を追求するか、スポーツエンタメとしてスポンサー向けにするか、今後決めなくてはいけない時代になると思います。

すでに、オリンピックを開催できる国が無いですよね。あんなにお金がかかってたら…。
1兆7000億円ですよーー!!
ギリシャの国家予算は10兆円くらいなので、もうギリシャでは出来ないですよね。
2024年のパリ五輪はアトランタとのは2択ですからね。2都市しか立候補がない…。

というように、プロスポーツはお金がかかるようになってしまい、大型スタジアムが必要になり、放映権料をなんとか稼がないとやっていけない事情があるのかなと思います。

卓球のTリーグやバスケットボールのBリーグはプロ化してガンガン改革してますよね。
すごいと思います。

日本テニス界も松岡修造さんや伊達公子さんの選手育成プログラムを通じて様々なテニス界への貢献をされていますが、英仏豪米のグランドスラムのように、自国内のテニス界が稼ぐ仕組みのスタジアム放映権ビジネスがないんですよね。
ATPファイナルとかあったらいいなー。

昔はセイコーワールドスーパーテニス、グンゼワールドビッグテニス、セーラムオープンなど、国内でもトップが集まる試合があったんですよ。
今考えるとすごい!というかお金があったんだなーって。




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