職業テニスコーチ



現在、テニスコーチをしている方々は、子供の頃からテニスをしていた、学生からテニスをしていた。という方が多いと思います。弊社も同じです。


大人になってからテニスをはじめて、テニスコーチをしている人は、大変な努力があったかと思います。
理由は、覚えることがたくさんあるので技術習得に時間がかかるし、要求される運動も複雑ですよね。
部活のように毎日できればいいのですが、大人になって仕事をしながらでは何年も要します。

しかも、テニス界は上手な人が偉いという馬鹿げた暗黙の風習や初心者や家族で楽しみたいと思っている方々から見ると排他的な環境で、上手な人と練習することに気を使ったり
それだけ、テニスって覚える、上達することに難しい競技、環境なんだと思います。

突然、テニスをしたことのない人がテニスコーチになりたい。とは言い出しません。
ということは、今テニスをしている学生、ジュニアたちの中から将来のテニスコーチがうまれるわけです。

上記で書いたように、テニスは複雑な運動でなかなか覚えにくいスポーツ。
ということは、習わないと上達スピードが上がらないのでテニススクールやクラブという練習環境が大切です。
テニスコーチをしたいと思う子供たちが増えテニスコーチ、指導者の働く環境がないとテニス人口の普及にはつながらないということです。

だから、競技力向上や選手育成が大事なアイテムであると思っています。

ただ、職業テニスコーチで成り立つ人は、日本でもほんのひと握り。
ひと握りの方以下は、テニスコーチ業の他にマネジメント、イベント、プロショップ、フロント、清掃などなど、様々な仕事も同時進行させなければならない、テニスプロデューサー、マルチワーカーだと思います。

テニスファン、テニスに携わる方々のテニスの楽しみ方、テニスライフのアップグレードが仕事ですよね。

ここ数年で間違いなく変化したことは、教え方です。
数年前まで、失礼な言い方かもしれませんが、テニス技術に無知な方々を指導する場合が多かったですが、今は無知なテニスファンはいません。
テニス上手になりたい!
テニスをもっと早く上達させたい!
強くなりたい!と思う人たちは、ほぼ100% YouTubeやネットを見まくってますよね。

ネット環境での指導を否定したり、あれと、これとは別と言うのは、現場のコーチが多いのでないかなと推測します。
もう、間違った情報なんてそんなに流れてないんですよね。

だから、情報が過剰になっている社会環境に対して、ちゃんとテニス、身体の機能の原理原則を説明でき、デモンストレーションさえしっかりできれば、テニス歴や過去の戦績は重要視されなくなってくるかもしれません。
そうなれば、職業テニスコーチというポジションが身近になるかもしれません。




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