先週末、屋島テニスクラブで日本ナショナルテニスチーム監督、岩本功コーチのテニスクリニックがありました。
対象者は香川県の10歳以下の子供たちです。主催は屋島テニスクラブではなかったのですが、前回ナショナルチームが合宿に来ていただいたご縁もあり、今日の低年齢のクリニックが実現しました。15歳以下は県内の別のテニスクラブで開催されました。
内容はベーシックな内容でしたが、一言一言に重みというか、説得力があり、特に10歳以下の子供たちの目がキラキラしていた感じがありました。
前にもゴールデンエイジのお話はブログにも書きましたが、小学3.4年生くらいの時期は色々な運動動作を覚えていくのにとても大切な時期なんです。
例えば、木で言うと今は小さな苗木ですが、地面に根を張るための小さな根っこがたくさんできる時期。この小さな根っこがたくさん広がればいずれ、しっかり根が張り、木の幹も太く育ち枝葉もしげるわけです。
今日のレッスンで10歳以下の子供たちに要求されたことは、ベーシックとはいえ、とても高い内容で私が共感したのは、「できないかもしれないけど、チャレンジさせるということです。」これは、コーチたちにとって指導するには大変なことです。できることをさせるのは、楽しいし簡単だし、説明や工夫も労力も少なくて済むわけです。
でも、できないことをチャレンジさせて、モチベーションを維持、向上させることが本来のコーチング、しかも、できるようになった時には、チャレンジしてない人たちと差がつきますよね。
結局はチャレンジしてクリアした分だけがライバルとの差になる、これはビジネスでも同じです。それが、1つ、2つ、3つと増えていくとさらにレベルも上がるし、戦うステージも変化するのは間違いないと思います。
テニスって、2度と同じボールを打つことは無い競技だと思います。
相手が打ったボールが、次にまったく同じボールを打ってくるのは不可能。
ということは、1回、1回同じ動作をしているかのように見えますが、違う動作をして返球しているので、練習の中で様々な判断、動作を繰り返し練習することが重要ですね。
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