ネットのない時代に学んだコーチ 2

 「ネットのない時代に学んだコーチ」というテーマがタイムリーだったのか、リアクションがありました。このブログは読まれている数や評価を期待して書いているわけではありませんが、やはり共感して頂けると嬉しいですね。

テーマから誤解を招いてもダメなので、補足しておきたいと思います。ネットで学ぶ事が悪いことではありません。とても便利なものですし、情報収集のスピードもめちゃ早い。量もめちゃ多い。楽しい動画もたくさんあります。

情報を自分で選んでいるわけです。悪い言い方をすれば、テニスの情報に限らず、自分にとって都合の良い情報を素早くたくさん集めることもできる時代ですよね。

私が子供の頃のテニスコーチからのアドバイスと今のテニスコーチからのアドバイスって、全然違うものになっていると思います。

私が子供の頃は、人数も多いし、根性論だし、細かくは教えてもらえてなかったのかもしれません。でも、上手になりたかったからマッケンローやボルク、レンドル、ベッカー、アガシの写真や録画したビデオをみて、自分自身が研究者の一面があったわけです。自分で考えて、やってみてを繰り返すこともできた。

でも今は、コーチたちがたくさんの情報を持っているのでアドバイスもたくさんもらえます。

だから、好きな選手の真似をすることなんてできないですよね。

よく言えば、きれいなフォームや癖のない打ち方

悪く言えば、個性がなく、特徴もなく、みんな同じ。

だからインターネットの無い時代に、身体の使い方や運動としてのテニスを教える事ができたコーチは、さまざまな分野から勉強して、選手に実践して、失敗もして、故障もさせたかもしれませんが、頭の中にはネットよりも膨大な知識と経験値を合わせ持っているわけです。

それは、目の前にいる選手、子供たち、テニス愛好者への期待価値を叶える為に行動した証なので、貴重なノウハウへとなるわけです。

だから、ネットで得た情報を自分で噛み砕く知識基盤がいるんじゃないかなと思っているだけです。

要するにネットからの膨大な情報と人間として変わらない機能を理解している知識基盤のハイブリッド型テニスコーチ成長システムがベストかな。

そうすると、テニスコーチという職業がもっと尊敬を得られる職業へ発展するんじゃないかなと仮説を立てて、小浦氏の教えをまとめています。

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